「MSP のビジネス展望 2024 年版」レポート

資料Getting StartedMSP

MSP は、サイバーセキュリティのスキル不足を最大のサイバーセキュリティリスクと位置づけています。

企業にとってサイバー攻撃は、避けることができない問題となっており、安全に業務を推進するために必要となる専門家のサポートを必要とし、マネージドサービスプロバイダー (MSP) を利用する企業が増えています。Canalys の調査では、マネージドサービスの売上は 2024 年に少なくとも 14% 成長する*と予測しており、この需要が加速していることが示されています。

この市場は急成長しており、MSP がビジネスを成長させる大きな機会が広がっています。ソフォスは今年初めて「MSP のビジネス展望 2024 年版」レポートを公開し、MSP が直面している最大の課題と、ビジネスと収益性を加速させるためのビジネス展望を紹介しています。

管理プラットフォームの統合による日々の管理作業の削減から、MDR ベンダーとのエンゲージメントの最適化、サイバー保険を最大限に活用するために必要なサイバー防御機能など、本レポートでは、MSP がランサムウェアやセキュリティ侵害に対する顧客の保護を強化しながら、自社のビジネスを推進する機会について明らかにしています。

本レポートは、ソフォスのパートナーポータルからダウンロードいただけます。

4 か国の 350 社の MSP から得られた知見

「MSP のビジネス展望 2024 年版」は、2024 年 3 月に米国、英国、ドイツ、オーストラリアの MSP 350 社を対象に実施した独自調査の結果から得られた知見を紹介しています。

本レポートは、MSP のビジネスにおける 5 つの分野を中心に、現在のオペレーションの実態について最新の知見を提供しており、RMM と PSA ツール、サイバーセキュリティ管理、MDR サービス、課題と認識されるリスク、サイバー保険の影響に関する調査結果を参照できます。

調査結果の詳細については、レポートを参照してください。重要なポイントについては以下をご覧ください。

MSP の最大の課題とリスク

今回の調査では、MSP が日常的に直面している最大の課題は、最新のサイバーセキュリティソリューションやテクノロジーに追いつくことであることが示されています。また、MSP は顧客の増加に対応するためにサイバーセキュリティアナリストを新たに採用すること、そして、新たなサイバー脅威に対応することも重要な課題として挙げています。

また、社内のサイバーセキュリティ関連のスキル不足が、MSP のビジネスと顧客の両方にとって最大のリスクであると認識していることも明らかになりました。また、アクセスデータや認証情報の窃取パッチが適用されていない脆弱性は、顧客にとってのリスクのトップ 3 として挙げられています。

ソフォスの MSP 担当バイスプレジデントである Scott Barlow は次のように述べています。「サイバーセキュリティ環境を取り巻くイノベーションは加速しており、MSP が新たな脅威と、それらの脅威を阻止するために設計されたサイバーセキュリティ機能に追いつくことがかつてないほど困難になっています。また、世界的にもサイバーセキュリティのスキルを有する人材は慢性的に不足しており、多くの MSP がサイバーセキュリティアナリストのリソースを確保および維持することは極めて難しくなっていることから、MSP は変化を続ける脅威環境に取り残されることを懸念しています。

パートナーシップの合理化

MSP はサイバーセキュリティベンダーとのパートナーシップを合理化しており、できる限り少ないベンダーと連携して、顧客を保護することを目指しています。今回の調査では、MSP の半数以上 (53%) が 1 社または 2 社のみのサイバーセキュリティベンダーと提携していることが明らかになりました。

複数のプラットフォームを運用する場合の労力と間接費を考慮すると、MSP は、単一のプラットフォームですべてのサイバーセキュリティツールを管理できる場合、日々の管理に費やす時間を 48% 削減できると試算しています。

MDR サービスの提供

今日の複雑な脅威環境に対応するためには、24 時間 365 日体制で脅威を監視して対応することが求められていることから、MDR (Managed Detection and Response) サービスへの需要が高まっています。現在、MSP の 81% が MDR サービスを提供しており、現在 MDR を提供していないほぼすべての MSP (97%) が、今後数年のうちに MDR をポートフォリオに追加することを計画しています。

MSP の 66% は、MDR サービスを提供するためにサードパーティーベンダーを利用しており、さらに 15% の MSP は自社の SOC とサードパーティーベンダーの両方を活用して共同で MDR サービスを提供しています。  サードパーティーの MDR プロバイダーに求められる能力として最も挙げられていたのは、24 時間 365 日体制でインシデント対応サービスを提供することでした。

MSP の成長を加速するソフォスの MSP プログラム

今回の調査データから、MSP は自社が使用するプラットフォームを統合し、サードパーティーの MDR ベンダーと連携して提供するサービスの範囲を拡大することで、顧客への価値提案を強化し、管理の労力を削減していることがわかりました。

ソフォスは、業界最高クラスの包括的なマネージドセキュリティサービスとソリューションのポートフォリオを MSP に提供しており、すべての製品やサービスを Sophos Central セキュリティプラットフォームで管理できます。ソフォスは、革新的でさまざまな環境に適応できる防御機能と、包括的な MSP 向けのサイバーセキュリティシステムを提供しており、自信を持ってサイバーセキュリティサービスを顧客に提供できるようにし、MSP のビジネスを成功に導きます。

詳細については、www.sophos.com/mspをご覧ください。また、デモをリクエストして、MSP がどのようにソフォスのサービスを利用できるかをご確認ください。

 


* Canalys、「MSP Trends 2024」レポート