Sophos Firewall v20 MR2 には、新しくなったバックアップと復元アシスタント、Active Directory SSO の改善と、Web 保護の最適化といった、重要な機能強化が含まれています。
バックアップと復元アシスタント
新しい Sophos Firewall のバックアップと復元アシスタントでは、柔軟なインターフェイスマッピングオプションを使用して、ファイアウォール設定のバックアップを別のファイアウォールアプライアンスに簡単に復元できます。 これにより、Sophos Firewall XG シリーズから XGS シリーズへのアップグレード、XGS シリーズから他の XGS シリーズへのアップグレード、さらにはソフトウェアアプライアンスや仮想アプライアンスに簡単に移行できます。また、新しいファイアウォールやアップグレードしたファイアウォールの高速ポートにインターフェイスを簡単に移行できます。
また、仮想アプライアンスから構成テンプレートを作成およびエクスポートし、いくつものハードウェアまたは仮想環境で復元して、繰り返しの構成作業を合理化できます。
新しいアシスタントを完全に活用するには、いくつかの重要な依存関係や前提条件を理解しておく必要があります。
- XG シリーズアプライアンスのバックアップは、v19.5 MR4、v20 以降を使用してください。
- XGS シリーズアプライアンスのバックアップは、v20 MR2 (またはそれ以降) のリリースを使用して行う必要があります。
このビデオでは、この新しいアシスタントの前提条件と使用方法について詳しく説明しています。
また、バックアップと復元を予定しているアプライアンスの互換性を確認し、 https://docs.sophos.com/nsg/sophos-firewall/reference/backup_restore/port_mapping/ja-jp/で利用可能な新しいツールを使用して、正確なポート構成 (利用可能な Flexi ポートモジュールを含む) を確認することもできます。
XG Firewall v20 MR2 のその他の拡張機能:
- Active Directory シングルサインオンにおける、高可用性フェイルオーバー環境のサポートが向上しました。
- Active Directory シングルサインオンで、HSTS が適用されている場合、HTTP または HTTPS 上で Kerberos/NTLM ハンドシェイクを実行するためのサポートが追加され、より透過的な SSO エクスペリエンスが可能になりました。
- SafeSearch、YouTube の制限、Google App のログインドメイン、Azure AD テナントの制限を適用するときのシステム負荷を軽減し、Web プロテクションのパフォーマンスが向上しました。
- Web プロテクションの暗号をカスタマイズして、暗号の互換性、セキュリティ、および監査コンプライアンスについて、自社のネットワークで最適なバランスを取ることが可能になりました。
ファームウェアおよびドキュメントの入手方法:
Sophos Firewall OS v20 MR2 は、Sophos Firewall のライセンスをお持ちのすべてのお客様に無料で提供されるアップグレード版です。セキュリティ、信頼性、パフォーマンス関連の最新の修正が含まれているため、サポート対象のすべてのファイアウォールデバイスにできるだけ早く適用する必要があります。
このファームウェアのリリースは、ソフォスの標準的なアップデートプロセスに従います。Sophos Central から SFOS v20 MR2 を手動でダウンロードして、いつでもアップデートを行えます。もしくは、数週間以内に、ネットワークに接続されたすべてのデバイスに配布されます。アップデートが利用可能になると、ローカルデバイスまたは Sophos Central 管理コンソールに通知が表示され、好きな時間にアップデートを予約できます。
Sophos Firewall OS v20 MR2 は、v20、v19.5、v19.0 の任意のバージョンからのアップグレードが完全にサポートされています。詳細については、リリースノートの 「アップデート情報」タブを参照してください。
完全な製品ドキュメントは、オンラインおよび製品内で入手できます。